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Stories & Cases

特性と歩んだ人たちの記録

神経発達特性のある人が、どんな環境で、何を変えて、どう働き・学んできたのか。 本人が語っていること、組織が公表していること、研究がわかっていることを、 混ぜずに分けて集めました。

Editorial Policy

この事例集の3つの約束

01

本人が語ったことだけ

掲載するのは、本人が自ら公表している内容に限ります。第三者による推測、「〜と言われている」、亡くなった人への後付けの診断は載せません。

02

成功の話だけにしない

困難を語っていない人は「語っていない」と書きます。うまくいった話ばかりを並べると、うまくいっていない人を追い詰めます。

03

比較の道具にしない

ここにあるのは、その人がその環境で歩いた道です。同じ診断名でも必要な支援は一人ずつ違います。手本ではなく、選択肢として読んでください。

People

特性を公表している人

本人の言葉と、公表にいたった経緯を必ずセットで載せています。公表の動機は人によってまったく違い、そこにこそ読む価値があります。

載せなかった人たちのこと

「発達障害を公表した有名人」として広く流通していても、確認すると本人の公表ではない例が多くあります。ある著名な俳優は、周囲から特性を指摘されたことについて、そのラベル自体を明確に拒否しています。本人が否定しているものを一覧に加えることは、その人の言葉を奪うことになります。

国内でも、ある著名人が「自分は学習障害だったのでは」と自著で書くきっかけが、「エジソン、アインシュタイン、そして本人が学習障害だった」という第三者の推測記事だった、という例があります。推測が本人の自己認識にまで戻ってくる。この循環こそ、私たちが推測診断を載せない理由です。

歴史上の人物や、本人の公表が確認できない現存の人物は、このサイトでは名前を挙げません。

Organizations

組織の実践

企業が公表する数値には、独立した検証があるものとないものが混ざっています。数値ごとに、誰がいつ公表したものかを明示しました。

表示の意味:OFFICIAL 企業の公式発表 SELF-REPORTED 企業の自己申告(第三者検証なし) PUBLIC 公的機関の調査 THIRD-PARTY 報道・取材記事 CAUTION 引用に注意が必要な数値を含む

Evidence

研究はどこまで言えているか

物語は人を動かしますが、根拠にはなりません。ここでは、事例とは別に、研究がどこまで言えているかを示します。

Cases

30の物語

有名な成功例よりも、多くの人に近いのはこちらです。特別な才能ではなく、環境と仕組みが変わったときに何が起きたかを記録しています。ライフステージ・場面・テーマ・言葉の4つから、自分に近い話を探せます。

学校職場家庭自分と向き合う計
テーマ
ここに掲載した30すべては、実在の特定個人ではありません。複数の相談・支援場面に共通して現れるパターンをもとに構成した典型例です。 実在の方の事例を掲載する際は、下のチェックリストに沿って、書面での同意と本人による原稿確認を行ってください。
Interview Checklist

当事者の話を載せる前に

取材と掲載の手順を、あらかじめ決めておきます。「良い話」を取りに行かないための歯止めでもあります。

掲載範囲・期間・取り下げの方法を書面で説明し、同意を得た
診断名を出すかどうかを、本人が選べるようにした
公開前に、本人が原稿を読んで直せる時間をとった
勤務先・学校・家族が特定されうる記述を確認した
「困難を乗り越えた話」に寄せる編集をしていない
うまくいかなかったこと、まだ困っていることも書いた
本人の言葉と、書き手の解釈が区別して読める
いつでも取り下げられることを、本人が理解している